Dear Hero
「…立てる?」
シャツを着込んだ水嶋に手を差し伸べると、遠慮がちに手を重ねるのでぎゅっと握って一気に引き上げる。
立ち上がった彼女の姿を見て、この作戦は失敗だったかとため息が出た。
俺のシャツは彼女の小さな身体には大きすぎて、スカートの丈と同じ高さで揺れている。
後ろから見たらスカート履いてないみたいで…
…えろいんですけど。
こんな姿で、一人で歩かせる訳にはいかないでしょ…。
「…帰ろ。送ってくよ」
「い、いえ!そこまでご迷惑おかけするわけには…!」
「また同じ目に遭いたいの?」
「……すみません」
「あ、ちょっと待って」
集めた荷物を水嶋に手渡すと、辺りを見回し、見つけた細めのロープを手に取り、男の手と足を縛っておいた。
続いて携帯を取り出し、電話をかける。
「…あ、もしもし警察ですか?えっとですね、女子高生を襲おうとしているおじさん捕まえたので回収お願いします。場所は———…」
この場所の簡単な位置を説明すると、電話を切りズボンのポケットに突っ込む。
「これでよし。行こっか」
「…はい」
シャツを着込んだ水嶋に手を差し伸べると、遠慮がちに手を重ねるのでぎゅっと握って一気に引き上げる。
立ち上がった彼女の姿を見て、この作戦は失敗だったかとため息が出た。
俺のシャツは彼女の小さな身体には大きすぎて、スカートの丈と同じ高さで揺れている。
後ろから見たらスカート履いてないみたいで…
…えろいんですけど。
こんな姿で、一人で歩かせる訳にはいかないでしょ…。
「…帰ろ。送ってくよ」
「い、いえ!そこまでご迷惑おかけするわけには…!」
「また同じ目に遭いたいの?」
「……すみません」
「あ、ちょっと待って」
集めた荷物を水嶋に手渡すと、辺りを見回し、見つけた細めのロープを手に取り、男の手と足を縛っておいた。
続いて携帯を取り出し、電話をかける。
「…あ、もしもし警察ですか?えっとですね、女子高生を襲おうとしているおじさん捕まえたので回収お願いします。場所は———…」
この場所の簡単な位置を説明すると、電話を切りズボンのポケットに突っ込む。
「これでよし。行こっか」
「…はい」