天神学園のお忍びな面々
「何してるの?リューク、こんな所に1人で」

スイーツ行脚から1人抜け出してきたのか。

ディアがリュークに声をかける。

「ディア。もう甘味の方は?」

「お腹いっぱいになりましたから~」

ほにゃっと笑うディア。

いつ見ても、人を和ませる笑顔だ。

つられてリュークも笑う。

「美緒を見ませんでしたか?」

「さぁ…恐らくレオや蘭丸に追い回されているだろう。あの2人が付いているなら心配はない」

桜の根元に腰を下ろし、リュークはリラックスした表情で言う。

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