天神学園のお忍びな面々
彼は立ち上がった。

来るか。

どんな苦痛にも耐えられるよう、身を硬くして構える。

が。

「ならばお前の名前は東村山 愛染明王(ひがしむらやま あいぜんみょうおう)、絶海の孤島の東村山の隠れ里より送り込まれたスペース忍者の末裔で、失われたスペクトラム銀河忍法の秘伝書を奪い返す為に天神地区にやってきて、その秘伝書がこの夕城邸に隠されているとガセ情報を摑まされた挙句に潜入失敗して捕縛されたドジっ子系くノ一だったと、明日の朝一番に父上に伝えておく」

「アイェェエェエェエエッ?」

何それ!

何そのB級SF時代劇!

間違った日本観を海外に伝えないで下さいみたいな!

そんな事伝えられたら、私明日の朝には、

『よぉ東村山 愛染明王(笑)』

とかって失笑されるじゃん!

< 399 / 760 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop