運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》
でも、まさかそこで運命の出会いをするなんて思いもよらなかったんだ。


屋上に着くと、何やら先約がいた。
珍しいな。
何度かここに来たことはあったけれど、ここに人がいたことなんてない。


ジッとその人影を見ていると、どこからともなく聞こえてきたのは、花火の音。


ああそういえば、今日は花火大会か。
花火でも見に上がってきたのだろうな。

そう思い、先約に気づかれないように去ろうと思ったその時だった。


泣きながら叫ぶ声が俺の耳に入ってきたのは。


『私も幸せになりたいよー!』


めんどくさい。
なるべく関わらないようにしよう。
いつもの俺なら聞かなかったことにして、すぐそこから立ち去っていた。


声からすると先客は女性。
いつもなら余計に関わりたくないはず。

それなのに、なぜだろう。
俺は近づき、彼女に声を掛けた。


『俺が幸せにしてあげようか?』


俺の声に驚き、振り向いた彼女。
ネオンライトの光が照らし出す彼女の姿はとても綺麗に見えた。
だから俺の言葉に驚く彼女に、更に問いかけた。

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