自分で決める!!!
「うん。分かった」
「本当の事を言って下さいね」
「うん。言うよ」
「はい」
「うん。私、進くんと二人で飲みに行きたくないの。だって、会社を辞めないように私を説得しようとするでしょ? 私はもう決めたのに。説得なんかされても迷惑なの。それに進くん酒弱いじゃない。すぐ酔いつぶれるでしょ? そしたら何? 私がかついで進くんの家まで送らないといけないって事? 私、嫌なんですけど。だから、私は進くんとは二人で飲みに行けない。無理なの!」
「……………はい…」
「うん。ちゃんと理由は分かった?」
「……………はい……」
「うん。じゃあ、もう用はないでしょ? 帰って」
「……………はい………」
「うん。帰って」
「……………はい…………」
「帰って! 進くん!!」
「はい!
………はい………。
失礼します………」
その日から、進くんが私に会いに来る事も。
私に連絡して来る事もなくなった。
諦めたよね。
あれだけ言ったんだもん。
………嫌われたかな………。
嫌われてもいいよね。
弟の友達なんだし。
別に嫌われても……
『由子さん!』
「本当の事を言って下さいね」
「うん。言うよ」
「はい」
「うん。私、進くんと二人で飲みに行きたくないの。だって、会社を辞めないように私を説得しようとするでしょ? 私はもう決めたのに。説得なんかされても迷惑なの。それに進くん酒弱いじゃない。すぐ酔いつぶれるでしょ? そしたら何? 私がかついで進くんの家まで送らないといけないって事? 私、嫌なんですけど。だから、私は進くんとは二人で飲みに行けない。無理なの!」
「……………はい…」
「うん。ちゃんと理由は分かった?」
「……………はい……」
「うん。じゃあ、もう用はないでしょ? 帰って」
「……………はい………」
「うん。帰って」
「……………はい…………」
「帰って! 進くん!!」
「はい!
………はい………。
失礼します………」
その日から、進くんが私に会いに来る事も。
私に連絡して来る事もなくなった。
諦めたよね。
あれだけ言ったんだもん。
………嫌われたかな………。
嫌われてもいいよね。
弟の友達なんだし。
別に嫌われても……
『由子さん!』