ただ、そばにいたいだけ。
―――――― …
―――…
約15分後。
新くんの後ろをのこのこついていってたら、お菓子やぬいぐるみが売ってある店がずらりと並んでいる場所に来ていた。
いつの間にか泣き止んでいた私は、そこである目的を思い出した。
危うく忘れるところだったが、こういうところはちゃっかりしちゃってるわたし。
さっきまで泣いてたのに←
終始無言で歩く新くんの背中に、おそるおそる話しかける。
「あ、の…新くん、お土産買いたい」
「あそ、買えば」
一瞬立ち止まって、なんともそっけない返事を返されたがもう慣れた…というか、
さっきの彼女発言でもう心は満たされまくっていたから(超単純)。