ただ、そばにいたいだけ。



どうやら、アレに決めたらしい。
2人で笑いながらレジに行ってしまった。


「あら…」


新くん、そう言おうとして隣をみてみたけどいなかった。


あれ?どこいっちゃったんたろう。
人混んでるから外にでちゃったのかな。

とか思いながら、

なぜか、自然とそのキーホルダーのぬいぐるみをとっていた。
どうしてかはわかんないけど、気になった。


「ペンギンだぁ…ふふ」


可愛らしい、ペンギンのぬいぐるみがひもでぶら下がっていた。


さっきのカップルの会話を思い出しながら、思わず笑いがでてしまったその時、



「なに、それ欲しいわけ」
< 54 / 64 >

この作品をシェア

pagetop