この恋が実るなら
吉川さんは、可愛くラッピングした鍋敷きをお店のロゴ入りの手提げの紙袋に入れて、
「はい、どうぞ。」
とにっこり微笑んだ。
「あ、ありがとうございます。」
なんか、初対面でいきなりプレゼントされてしまった。なんだか申し訳なかったな。
でも、あんな素敵な鍋敷きがうちに来るなんて、嬉しい。
「じゃ、寧々さん行きましょうか。あ、渡したそばからなんだけど、荷物持つよ。」
そう言って、ひょいっと私のバッグとさっきのプレゼントの紙袋を持たれてしまった。
その上、お店のドアを開けて待っててくれる。
なんか、照れる。
紳士だなぁ。