恋は盲目、愛は永遠
サティスファクション
心臓が胸から飛び出るかと思った。
今もバクバクと大きな音を立てて動いている心臓の鼓動を感じた私は、まだ生きている・・・らしい。

鈴太郎さんは、私の目から流れ出る涙を舌で舐め取りながら、「とても美しい唯子・・・」と合間に囁いていた。
そしていつの間にか避妊具を装着した鈴太郎さんは、私のわき腹や腕などを優しくなで上げながら、「そろそろ入れるぞ」と言った。

「は?あ、あ・・・あぁっ!」
「6度目にして、初めてすぐに私を受け入れてくれたな。痛いか?唯子」
「いぃ、いえ・・・」

あれ?・・・本当に痛くない。
しかもローションを塗ってないのに、鈴太郎さんはスムーズに私の中に入ってるし。
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