恋は盲目、愛は永遠
選ばれた女
「・・・はい?」
「これは唯子へのプレゼントだ」
「・・・え!そんな、いただけませんよっ!」
「この私が選んだものがいらないと言うのか」
「い・・・・ぃぇ」
「気に入ったのだろう?」
「ぁ・・・まぁ・・・」

恐らくこのダイヤの指輪一つで、家丸ごとリフォームできるくらい、そして指輪三つで家一軒建つくらいの額ではなかろうか。

実際はそれ以上高価だったというのは、後で知ることになる。

とにかく、私は指輪が気に入ったというより、石の色や輝きに惹かれた。
そう鈴太郎さんに言おうとしたら、「この石の色や輝きを唯子に見せたかった」と鈴太郎さんに言われたので、私は素直に受け取ることにした。

実際使うかどうかは分からないけど・・・。
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