恋は盲目、愛は永遠
「痛いと思う。すまない」と鈴太郎さんは言うと、私の中を貫いた。
それでも一気に奥まで入ったのは、ローションのおかげか、それとも鈴太郎さんの優しさなのか。
どちらにしても、私はあまりの痛さに大きな叫び声を上げてしまった。

口をふさぎたくても、鈴太郎さんに両腕を抑えられている。
ただ私は泣き叫びながら、鈴太郎さんの律動に体を揺らしていた。

「許せ、唯子」という鈴太郎さんの声が聞こえたのを最後に、鈴太郎さんの動きが止まった。
そして私の中で果てると、そのまま私の上にドサッと倒れた。

「すまない・・・唯子、私を許せ・・・」と鈴太郎さんは何度も私に謝りながら、私をずっと抱きしめていた。

私はすすり泣きながら、そのうち鈴太郎さんの腕の中で眠ってしまった。
心と体の痛みで死ぬかもしれないと思った。
今世でようやく心臓疾患以外の理由で死ぬかもしれないと思った。

・・・いや。心の痛みは心臓につながっている・・・かも。
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