恋は盲目、愛は永遠
夢見る頃を過ぎても
『これはなんだ』
『ハクジュ草です。葉は香辛料と薬に・・・』

『これはスミレの花から採った色で・・・』

『ユージーン。これも食べますか?』
『それはおまえの分だ』

『・・・せ。私を許せ、ティア・・・私を・・・恨め』


「レオ・・・あ、夢・・・いたっ」

ガバッと上体を起こした後、私の体がきしむように痛んだ。
特に下腹部の・・・あそこが。

私は恐る恐る布団をめくり、中を見た。
敷いてるシーツに少し赤いシミがついていた。

血の痕。私の、初めての・・・・・・。

私はそのままベッドに寝て、枕を濡らして泣いた。
なんてバカなことをしてしまったんだろう。
でも私に拒否権はなかったんだ。

鈴太郎さんは、もっと優しい人だと思っていた。
私が懇願すれば聞き入れてくれると思っていた。
それだけに昨夜の・・・暴走が信じられなかった。
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