一途な社長の溺愛シンデレラ
氷とともにグラスに沈んだミントの葉が爽やかなモヒートに口をつけ、みんなの話に耳を傾けながら窓の外をぼんやり眺めていると、ひときわ高い絵里奈の声が耳に残った。
「社長! ずっと気になってたことがあるんですけど、質問していいですか!」
見ると、絵里奈の目は据わりぎみで、首まで紅潮していた。
「おお、なんだ眞木改まって。ていうか大丈夫かおまえ」
社長が店員に水を頼むのを遮るように、絵里奈は身を乗り出した。
「結城社長って彼女とかいるんですか!? いるわけないですよね!? 沙良ちゃんがいますもんね!?」
「質問ていうか、詰問じゃねえか」