一途な社長の溺愛シンデレラ

☆.。.:*・

 朝目覚めた時から、イメージは既にそこにある。

 夢の続きのように私が寝ているベッドの上で雨を降らせ、植物で天井を埋め尽くし、壁を突き抜けて虹を作る。

 ジャングルと化した部屋の中、記憶した家具の配置通りにベッドを下りて洗面所に向かい、顔を洗って歯を磨いているうちに、イメージはどんどん変わっていく。

 コンクリートの壁に幾重にも重なるスポットライト、赤いドレスとアンティーク家具。

 外部から受けたさまざまな刺激はすべて取り込まれ、私の中でごちゃまぜになって新しいものが生成される。

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