一途な社長の溺愛シンデレラ
「……ずいぶん勝手な言いぶんに聞こえる」
「はは、告白されてもちっとも表情が変わんねえな」
「せっかくだけど遠慮しておく。放して」
押しのけようとした手をさらに強く掴まれ引き寄せられる。
「いやだって言ったら?」
至近距離で睨み合った。
社長とこの距離で向き合ったときは心臓が大騒ぎして大変だったのに、今は驚くほど冷静な自分がいる。
数多の女性をとりこにするという中性的な顔に微かな笑みを浮かべて、竜崎はなおも言う。
「お前と俺は、なにかが似ている気がする。正反対の結城さんとよりも、俺と一緒にいた方がうまくいくと思わないか?」