お見合い相手は無礼で性悪?




その目蓋にキスを落とした彼は


ゆっくりと動き始めた


その動きに痛みが走り身体が強張る


さっきまでの甘さを忘れるほどの痛みに


・・・早く終わって


そう願った



その痛みも



長くは続かず



最奥を貫かれるたび
身体は熱を取り戻したように甘く火照り


疼きの中心は蜜を吐き出し続け
彼を締め付ける



甘く吠えるように喘ぎながら



最後は意識を飛ばした












・・・








『シャワーしよう』


彼の声に重い目蓋を開く


動けそうもない身体は

彼に抱き上げられた


『体力ないな』


笑われても、事実は変わらず
冷たいタイルの上に降ろされると


そのまま床に崩れ落ちた



『愛華っ』



彼に支えられながらのシャワーは

恥ずかしくて顔を上げられなかった


バスローブを着せられて
抱き上げられた身体は


またベッドへと戻った


腕の中に閉じ込められたまま聞いたのは

初めてだったことがとても嬉しいと言う彼の声



『一緒に幸せになろうな』



唇をオデコに付けたままの彼に

『はい』
と一言だけを返した



『おやすみ』



彼の腕の中で温かさに包まれているだけなのに



心地よさを覚えた身体は
甘えるように夢の中に落ちた






・・・






『おはよう、コーヒー煎れたよ』



香り立つカップを両手に持ち
微笑む彼に起こされて息を飲んだ



裸→スッピン→寝起き


デンジャラスな自分の姿を想像して
身体に絡むシーツを手繰り寄せると
頭からスッポリ被った


『なに、恥ずかしがってんだよ
昨日全身見せといてさ』


昨日の醜態を恥ずかしげもなく口にする彼に


全身の血液が顔に集まった


『な、に言うのっ!朝だよっ!朝っ』


慌てる私を宥めるように近づいた彼は


頬にチュッとキスをして


『寝癖がついてても可愛いよ』


弄ぶように笑った


どうやっても適わない


同い年なのに
少しお兄さんの口調の彼


負けっぱなしの悔しさに

カップに口を付ける彼を見ながら


『一翔さんのことが・・・大好き』


勇気を出した


一瞬ピクリと止まった彼は

サイドテープルにコトンとカップを置くと


『こら~~』と
羽交い締めにしてきた


『痛いよっ』


抵抗する余地もなく
スッポリと腕の中に収められたまま


『俺が先に言うはずだったのにっ』


悔しい声を頭の上で聞いた


『だって!一翔さんずっと私に意地悪したでしょ!それの仕返しだからっ』



フフフと笑って見せれば


口元を緩めた彼は
『今日は一日中愛華を抱く』
耳元で不適に笑ったあと

痛い程首筋に吸い付いた







fin

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