年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*

優しそうな透と目が合う。


「下田と百合と、、、後は蓮だな。」


彩葉は泣きそうな顔をして、頷く。

「はいっ。支店長とお出かけしたいですっ。」



頭を優しく撫でられ、背中を押された。

「今日はもう帰れ。俺はもう少ししてから帰る。明日は朝から迎えに行く、お疲れ。」



「はいっ、すみません。お先に失礼します。」



深く頭を下げ、休憩室に駆け込んだ。
そして急いで電話をかける。




「亜子ちゃんっ!!好きっ、、大好き!!!」


突然掛かってきた涙声の彩葉からの電話に、驚きながらも笑った。
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