年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
そういって彩葉の作った書類をペラペラめくり、トントンと揃えた。
そして立ち上がり、帰る準備をし始めた。
指摘も無かったので、良かったんだろうと思い、頭を軽く下げ彩葉もロッカーに荷物を取りに行った。
休憩室をでると、そこに壁にもたれかかっている透の姿があった。
「お疲れ様でした。失礼します。」
横を通りすぎながら、挨拶をする。
すると透に手首を握られた。
「本社に行くついでに送ってやる、こい。」
そういって、ずんずんと透の車に向かう。
パニックになりなが、透に着いていく。