年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「此処にいるスタッフはね、ある先輩にそうしてきてもらったんだよ、、、。支店長は、仕事は厳しくて妥協を許さない。さっき言った、結婚して辞めちゃった人ね、、、、本当誰にでも優しくて精神的に折れそうになっても何度も俺らに寄り添ってくれた。みんなの目標なんだよ。支店長とここの二枚看板だったから、本店に引き抜かれた後は凄かったよ。連日残業続きで死にそうだった。でも、、、百合さんに心配掛けたくなくてみんな必死だったな〜。」


その人の事を思い出しているのか、松田は優しい顔をしていた。



「百合さん?」


「そうっ!俺らの女神!!!美人で仕事もできて優しくて、、、、人の心に寄り添える、、そんな人だよ、、。」







その女性の事を話す松田の表情は柔らかくて、もしかして、、そうじゃないかなと思った。
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