年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


急に決まった半休が、少し気まずくて申し訳なさそうにおずとずと作業場に入った。

すると松田かそれに気づき、駆け寄って来た。


「清永ちゃんっ。体調、、だいじょうぶ?今日は休んだら良かったのに。」



一瞬、わからなかったが透が嘘をついてくれているのが分かって、話を合わせる。




「いいえ、急に午前中お休みを頂いてすみません。もう、大丈夫ですっ!ご迷惑お掛けしました。」

そういって頭を下げ、事務所に向った。




透の机の上に合鍵を置き、仕事に取り掛かろうと自分のデスクを見ると、出来上がっている書類がいくつか置いてある。


これは確か午前中に仕上げる予定だったものだ。
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