大好きなキミに花束を。




「わかるよ。代々木ちゃんが思ってることなんでも。俺人間観察能力半端ないから。……代々木ちゃんも、薄々わかってるでしょ?」


「……私は……、」


「お待たせしましたー。パフェとパンケーキと、紅茶お二つですね。ごゆっくりどうぞ〜。」



……。


空気読んでよ店員さん。



「……ははっ。絶妙なタイミングだね。ま、自分で気づいて自分で行動しろって言ってんじゃない?マリア様が。」


「……私マリア様じゃなくて仏様派だから。」


「あ、そうだったんだ。でもね代々木ちゃん。」


「ん?」


「神様なんていないんだよ。」


「……?」


「どんなに願ったって神様は手を差し伸べてなんかくれないよ。自分を救いたかったら、自分の手で救うしかない。……この意味わかるよね?」


「……わからなくもない。」



どういう意図で言ってるのか知らないけど、きっと空緒くんなりに助言してくれたんだと思う。



「そっか!でも代々木ちゃんがこのまま気づかないでいてくれたら、俺的にはラッキーなんだけどね!」



……いや、ただ単に私を混乱させたいだけなのかもしれない。




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