甘すぎてずるいキミの溺愛。
なんともお顔の偏差値が高い2人組が座っているではありませんか。
「よかったら俺らのグループ入んない?」
そう声をかけてくれたのは戸松くんで、一緒にいるのはもちろん尊くん。
なんだ、てっきり家庭科の調理実習なんて興味ないと思ってサボると思ってたのに、ちゃっかりそこにいる尊くんにびっくり。
「どーする、千湖。お誘いきてるけど」
「なんか顔のレベル高すぎてわたしいちゃいけないような…」
「何言ってんの、あんたも十分可愛いんだから。ほらもうあそこにしよ。あんたの好きな雪野くんもいることだし?」
「うっ…」
実は唯一、わたしが尊くんのことを好きなこと、放課後会いに行ってることを知っているのが小町。