復讐をするまで忘れずに…
「ただいまぁ」


私は家の扉を開ける。


「おかえり〜。また事件?」


将哉が答えてくれた。


結菜と結斗はもう寝ている。



「うん。今度は殺人だよ。もう精神限界」


「お疲れ」


そういって将哉は私にキスをしてくれた。


「こうやってキスしてくれんのいつぶりかな」


私はそういってキスし返す。


「そうだね、結斗たちが生まれてから子育てばっかだったしね。今日も俺が料理作ったんだから食べて食べて」


そういって将哉は机に私の分と将哉の分のご飯を用意した。


「えっ?食べずに待っててくれたの?」


私はそこにびっくりした。


「うん。今日も俺、遅くなっちゃったからお義母さんが食べさせてくれたらしい」


「そうだったんだ。将哉も疲れてたのにごめんね。いつも任せっきりで。お母さんにもお礼言っとかないと」


「俺は大丈夫。俺もお義母さんには言ったけど桜良からも言っといて」


「うん。ありがとう」


そうして、私は将哉の作った美味しいご飯を食べて二人で寝た。
< 16 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop