復讐をするまで忘れずに…
「というか、仮に私たちが情報交換をしたとしても、なんでそれを知ったんですか?」


先輩が言った。



「俺がたまたま後ろの席にいた」



えっ?まさか?



あそこはここからだとかなり距離がある。


そんな偶然あるのだろうか。


「それはいつどこでのことですか?」


先輩はまだ諦めてないようだった。



「たしか、昨日の9時くらいだった。場所は、J駅の近くにある○○という居酒屋だ。」



当たってる。


もしかして本当に聞いてたんじゃ?



「もし、俺の言ったことが本当で、お前らが隠しているのなら、それ相応の処分をするからな」



課長のその目がより怖さを出している。



そして、私たちは先輩のその対応に戸惑いを隠せない。



そして、凛先輩が口を開いた。
< 22 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop