ワンコ系Drの熱烈アプローチ


「それ、俺としては最高に嬉しい」

「え……?」

「だってそうでしょ。大事な初めて、俺にくれるってことなんだから」


心臓が飛び出してしまいそうなことを言った鮎川先生は、優しく微笑んで私を床へと下ろしてくれる。

その足元で今日も戯れ付いているスーちゃんをドアの前にお座りさせると、私と共に入ったドアを静かに閉めた。


「……先生?」

「今日は、邪魔されないようにね」


見上げる私に触れるだけの口付けを落とし、今度は横抱きにして抱えられる。

視線が定まらないうちに体はベッドの上へと着地して、私を組み敷いた鮎川先生の顔がすぐ真上へと迫っていた。

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