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付き合ってる理由は、あたしのことを好きな人だから。
駿平の……否、佑也の代わりだった。気持ちは隆平になくて、でも独りじゃないってゆう安心感を求めた。

終わりがある人生、時間、今、未来。隆平だけが特別な訳じゃなかった。


誕生日でもない、記念日でもない、ただ普通の日。隆平は言った。

「左手貸して」

「返してね」

くだらない冗談を言いながら、仰向けにした左手を隆平に預けた。
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