好きって言えよ、バカ。
私が泣いているあいだ、ずっと私の隣に座って抱きしめながら背中をさすってくれていた遼くん。
北階段の床はひんやりと冷たかったけれど、人目がないからか、思いっきり泣けてなんだかスッキリした。
「はい、絃ちゃん」
「ありがと……」
遼くんが渡してくれたのは、たくさん泣いたら喉乾いたしょ?と自動販売機で買ってきてくれたミルクティー。
冷たくてほんのり甘いそのミルクティーは、私の心を落ち着かせてくれた。
「ねぇ、なんでここに私が閉じ込められてるってわかったの?」
私が呼び出されたのは、瞳がちょうど先生に用事を頼まれてて教室にいなかった時だし、行き先なんて誰にも伝えていなかったのに。
こんな人気のないところで、しかもほとんど使われていない物品室の中なんて、気にもかけないはず。