好きって言えよ、バカ。
「えっとね、さっきテスト勉強のお礼を伝えたんだけど……」
今さっきの雅さんとの出来事を、一つ一つ話していく。
思い出すだけで身体が火照って、ドキドキが止まらない。
「……って言うわけなんだけど、どうしよう」
しかもデートに誘われたのは明日。
何をしたらいいのかわからない上に、時間が無い。
『まず、来ていく服よね?それで、どこに行くの?』
「それが……決まってなくて」
『ふーん。でも雅さんだから遊園地みたいなところには行かなさそうね。それに大人っぽいし……』
恋愛スペシャリストの瞳が、分析している。
相手のタイプで色々考えていくなんて、さすが瞳。
『よし、決めたわ。よーく聞いてね、絃』
「う、うん?」
何か閃いたらしい瞳は、テンションが上がり上擦った声で、電話越しに耳打ちした。