裏切りげぇむ
あー、覚えてるかなぁ?覚えてるよね。

「ねぇ!放送主。現実の罪状は、こっちでも通じる?」

「んー?うん。通じるよ。話の流れから予測して…、窃盗、かな?
あとさぁ、僕の名前、言ってなかったっけ?
メキルマ、って言うんだけど。」



あっそ。名前なんかどうでもいい。でもなんで、窃盗ってわかったんだろ?
まぁ、いいや。


「さっきの通り。メキルマが言った通りだよ。
わたしたちが訴えてるのは、窃盗罪。覚えてない?」


私の脳裏に、浮かんでくる。
あの日の情景。
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