桜咲くあなた色
ここはどこ?/もしかして…
「ん、んん?ここ、どこ?」

「起きましたか?」

「えーっと、え?」

「ここは壬生浪士組の屯所です。」

あー。夢じゃないかー
タイムスリップかー
嘘でしょー
修学旅行中だったはずなのにー

「何をぼやぼやしてるんですか?お雪ちゃんの命の恩人という事で、助けてあげたんですけど、次はないです。さ、誰かにバレる前に逃げてください。」

「え?あなたそれでいいの?」

「仕方が無いです。お雪ちゃんにそうするように言われましたから。」

「あなた、お雪ちゃんを好いているのね」

「なっ!なわけ!」

「いーよ。何も言わなくても。もう分かってるってー!( ˆωˆ )ニヤニヤ」

「フゥー。どうでもいいですけど。どうやら、あなたは逃げ遅れたようです。」

「え?」

「総司、どういう事だ?」

「よりによって、一くんか。君、運がないようだね。」

「総司?もしかして、沖田総司!?」

「何故、僕の名前を知ってるんですか!?」

「女、何者だ?」

「い、いや、何者って言われて_________「女!?」

いや、そこ!?今更!?沖田さん!

「ん?総司、あんたは気づかなかったのか?どこからどう見ても女であろう。」

「うそうそ嘘!どこからどう見てもおかしな服装した変な人ですよ?それに!お雪ちゃんが男の子だって!」

「あー。お雪ちゃん勘違いしてたからなぁ」
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