桜咲くあなた色
そこでまた、私は気を失った___


目が覚めるとそこはなんとも言えないような色をした所だった。

「ここ、どこ?屯所では無いよね??」

「うんうん。屯所じゃないよー」

「やっぱり。じゃ、ここは?」

「あ、ストップストップ!そこそこ!んーいい眺め〜」

「いい眺め?ん?んん?き、ぎゃぁぁぁぁぁ」

何でなんで下に寝っ転がってるの?踏んだ感触なんてなかったし

「そりゃ、俺神だから!」

「へ?」

「お、間抜けズラも相変わらず〜」

「てか、何見てんのよ。」

「えー。ちょっとサービスしてよねー」

いやいや、おかしいだろ。
こんな人が神様なんて。
この世の人達こんなのに、願い事を叶えるためにお金を賽銭箱に投げてたのか…

「ちょ、神様にも色々種類があるから〜!!落ち着こ?ね?」
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