恩返しは溺甘同居で!?~ハプニングにご注意を!!


 あの後、私の顔は赤くなってすぐ青くなって、大変だった。周りの先輩たち(主に女性)の視線が痛くて、誰とも目を合わせられないくらいだった。

 来館者の方がいる手前、その場で質問攻めにされるということは無かったけれど、終業後に捕まってはイチコロだと思った私は、勤務時間が終わると同時に、ダッシュで図書館を逃げるように出たのだ。

 そりゃ、あんなモデルか俳優みたいに素敵な男性が、私なんかに親密にしていたら、誰だって気になるもの…。
 修平さんも修平さんだよ。あんな目立つところで、意味深なことしなくても!

 彼は善意でしてくれたんだろうから完全に私の八つ当たりなのだけど、それでも心の中で彼に文句を言わずにいれない。
 久々の愛車のペダルを漕ぎながら、瀧沢邸に帰った。

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