LOVE・GAME
「それで、立花さんがどうしたって言うんだよ」
「だからさ、なんだと思う?
そんなんじゃきっとつまんない、って言うんだぜ?そんなことねぇんだよ楽しいし」
思い出しただけで少しのイラつきと疑問がこみ上げる。
「今回もすんなり俺にオちてくれるかなって思ってたんだけどな。他の子と全然違った」
「気になってるの?立花さんのこと」
裕翔が本から俺に目を移した。
「は!?気になってなんかねえよ!」
「じゃあなんでそんなにイライラしてるの?真一、何度か女子とトラブル起こしたことはあったけど、こんなにも執着したことあったっけ?」