LOVE・GAME




葵平も、裕翔に続いて陽チャンに話しかけた


「あっ、いや、その……」



さらに顔が赤くなった陽チャンは急に椅子から立ち上がり、教室を出ていってしまった。


「あ~あ、逃げちゃった」

「次は何してんだよシン!!!!」

「何もしてねぇた話しかけただけ!!」



ホントか~?
なんて言いながら俺を見る葵平の目は、
明らかに疑いを隠せていない。


「ホントだって、ホントに話しかけてただけ」

「でもなんで急に立花さん?」



なんでって……。



< 69 / 117 >

この作品をシェア

pagetop