LOVE・GAME
葵平も、裕翔に続いて陽チャンに話しかけた
「あっ、いや、その……」
さらに顔が赤くなった陽チャンは急に椅子から立ち上がり、教室を出ていってしまった。
「あ~あ、逃げちゃった」
「次は何してんだよシン!!!!」
「何もしてねぇた話しかけただけ!!」
ホントか~?
なんて言いながら俺を見る葵平の目は、
明らかに疑いを隠せていない。
「ホントだって、ホントに話しかけてただけ」
「でもなんで急に立花さん?」
なんでって……。