クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜
「はるくんは何食べたい?」
「俺はいい。甘いの嫌いだし…」
「だーめ!今日は私に付き合うって約束したんだから、一緒に楽しまなきゃっ」
「ん……分かった。なら適当に美花が決めて」
あぁ…ダメだ…。
これ以上、二人の会話を聞いていたら…
それこそ簡単に、心が粉々に砕かれてしまいそうだ。
今すぐこの耳を塞ぎたくて…逃げ出したくて…
でも、そうすること出来なくて。
心臓がたまらなく苦しいんだ。
水瀬くんの口から美花さんの名前が出る度に…チクチクとナイフが心に突き刺さる。
「マンゴーオレンジひとつと、追加でカフェオレビターも頼めますかっ?」
「あ、はい…大丈夫です!」