クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜
ちょっと待って…水瀬くん……。
さっき、この子のこと見ながら『美花』そう名前、呼んだよね…?
「はるくん、はるくん!私ワッフル食べたいっ」
「…ワッフル?」
美花さんに向けていた視線が、こちらに向いて…
お互い目が合う瞬間、気まずくなる。
「………今、交代だから」
どこかよそよそしくて、ぎこちない水瀬くんの言葉。
久しぶりに話せたのは嬉しいけれど、美花さんと居る時に限って、そんなチャンスが回ってくるなんて何とも複雑な気持ちだ…。
「あ、うん…っ!サボってなんて思ってないよ!」
そっか…美花さんも文化祭に来ていたんだ…。
こんなに花みたいに美しくて可愛らしい人だなんて…。
おまけに性格まで女の子らしい。
なんだろう…この虚無感。
すごくお似合いな二人に、独りぽつんと取り残された気分だ。