クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜
「ありがとう!!」
「ちょ、水瀬くん…!?廊下走っちゃダメー!」
お礼を言った後、俺はまた体育館を目掛けて走り出した。
この時の俺はキミを探すことしか頭に無くて、ただ一心不乱に無我夢中だったんだ。
そして、体育館に着くと倉庫で片付けをするキミの姿を見つけた。
誰かと笑う白咲さんの横顔を何度も見てきたのに、今日はいつもに増して可愛く見えて……
数秒ほど見とれてしまった。
「…あれ?水瀬くん!?どうしたの、こんなところでっ」
俺に気づいた白咲さんが小走りで、こっちに駆け寄ってくる。
そして上目遣いで首を傾げる彼女の仕草に、思わず不覚にもキュンとしてしまった。