例えば、XXとか。
私には嬉しいケーキを前に滉とどれがいいかと選ぶ。
碧斗はバイトの準備で部屋から浴室へ。
「 ねぇ 滉君、聞いてもいい?」
「 いいよ、なんでも答えるよ 」
「 トイレットペーパーは白がいい?柄があってもいい?花柄とか 」
なぜそんな事を聞くのかと変な顔の滉。
滉は何でも構わないし気にしたことがないと言う。
普通はそうだと私も思うが、滉に碧斗の事を話すと大爆笑だった。
「 滉君、笑いすぎ!」
「 笑うだろそれ~ 薔薇の何が悪いんだか、ケツが薔薇色にでもなると思ったんじゃねぇの?バカだ碧斗~ アハハハハハ 」
だから、笑ってると碧斗に怒られるってば。
「 悪かったな、白にこだわって 」
わ、やっぱりきた!! 怒ってるし~
「 碧斗、お前まさか女の下着も白!ってなわけじゃないよなぁ? 」
「 はぁ? んなわけないだろ、柄が好きじゃないだけだ、黒はいいな、白い肌に黒!」
ちょっと……
「 あー、わかるわそれ!俺は赤でもいい、かなりいい! 」
「 赤? ピンクにしとけ 」
どんな会話で盛り上がるわけ!?
私いるのに、下着の色なんか話さないでよっ
「 伊織ちゃんは?何色の下着…… 」
「 えっ 」
「 黙れ滉っ!!聞いていいのは俺だけだ、わかったな 」
いやいや、それ違うし。
聞かないのが普通でしょ、ほんとやだ。