例えば、XXとか。

私には嬉しいケーキを前に滉とどれがいいかと選ぶ。

碧斗はバイトの準備で部屋から浴室へ。



「 ねぇ 滉君、聞いてもいい?」

「 いいよ、なんでも答えるよ 」

「 トイレットペーパーは白がいい?柄があってもいい?花柄とか 」



なぜそんな事を聞くのかと変な顔の滉。

滉は何でも構わないし気にしたことがないと言う。

普通はそうだと私も思うが、滉に碧斗の事を話すと大爆笑だった。



「 滉君、笑いすぎ!」

「 笑うだろそれ~ 薔薇の何が悪いんだか、ケツが薔薇色にでもなると思ったんじゃねぇの?バカだ碧斗~ アハハハハハ 」



だから、笑ってると碧斗に怒られるってば。



「 悪かったな、白にこだわって 」



わ、やっぱりきた!! 怒ってるし~



「 碧斗、お前まさか女の下着も白!ってなわけじゃないよなぁ? 」

「 はぁ? んなわけないだろ、柄が好きじゃないだけだ、黒はいいな、白い肌に黒!」



ちょっと……



「 あー、わかるわそれ!俺は赤でもいい、かなりいい! 」

「 赤? ピンクにしとけ 」



どんな会話で盛り上がるわけ!?

私いるのに、下着の色なんか話さないでよっ



「 伊織ちゃんは?何色の下着…… 」

「 えっ 」

「 黙れ滉っ!!聞いていいのは俺だけだ、わかったな 」



いやいや、それ違うし。

聞かないのが普通でしょ、ほんとやだ。





< 102 / 282 >

この作品をシェア

pagetop