例えば、XXとか。

認めるイケメンの碧斗。

彩膳で知り合った碧斗の友達、滉。

どんな面接ルールかイケメン揃いの店となれば行った者ならわかるはず。

もう一人、七聖。

彼もまた、そこそこイケメン顔。

アイドルになりたいと言ったら応援団にでもなりたいくらい。

母の言うように目は越える。



「 は~……… 」

「 ちょっと、ため息やめて。私の幸せまで減る気がする 」

「 菜月~ 」

「 もう冬休みもあと半分だよ、バイトばっかでどうなの? クリスマスはつまんなかったし、あとはイケメンと迎える年明け…… それさえ一時的でも叶えば文句なしよ!」



あはは… 確かに。

クリスマスは女3人でね、ケーキ一緒に食べたくらいだからね。

金欠でプレゼントはなしにしたし……



「 伊織、あんたはいいよねぇ… 」

「 何が?」

「 碧斗君がいるから。ねぇ、彩膳は店員との写メすら禁止なんだよ、伊織は恵まれてるの。
碧斗君と同棲してるもん!贅沢すぎ~ 」

「 ど!同棲っ!? 違うからっ 」

「 で、いつ好きになるの? ん?」



も~ 菜月ってば!

同棲でもなんでもないし、旗から見たらそうだろうけど、違うって。



「 彩膳のイケメン紹介してほしいな~ 」

「 しません!」



まったく、菜月には参るなぁ

でも、聞いてみるくらいしてもいいよね?



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