例えば、XXとか。

あ~ 私いったい何してんの、何がしたいの、どうかしてる……

アイツは私とは関係ないじゃん、関係あるなら…

家族って、お兄さんって、それだけ。

恋愛以下だよ。



大きく、深くため息をつく。

そのタイミングでバンッと部屋のドアを叩く音とドアを開けられた。



「 ちょっ… なにっ… 」

「 紹介してやる、文句なしの奴を、いいな!」



な、なんで 怒って言うの?



「 わかった… 待ってます 」

「 おう! 待ってろ 」



そう言うと、またバンッと力任せにドアを閉めて行く碧斗。

どんなに心臓に悪いか……


この日、私はバイトが休みで午後もゆったりするつもりでいた。

お気に入りの漫画を読みながら、うふふな気分で楽しんでいると、コンッとドアがノックされた。

碧斗だとわかるが、先程との違いが大きすぎて恐る恐るドアを開けると……

碧斗の顔が凄んでいるように見えた。



ひっ、怒ってるじゃん!



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