Miseria ~幸せな悲劇~
「おつかれ、詩依」
メイはそう言ってお菓子を差し出した。
「ちっ…!」
詩依はあからさまに舌打ちをしてお菓子を拒んだ。
「どうしたの詩依?」
詩依の不機嫌そうな舌打ちに祐希は首をかしげた。
「なんでもないわよ」
ていうか、もとをただせばあんたらのせいなんだけどね。
内心、詩依はまだ朝の出来事を根に持っていた。
「それよりなんの話してたのよ?」
詩依は近くの椅子をよせて座った。