見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「徳永詩織さん、、、君の噂は聞いているよ。それを聞いて、親戚もここの社員も君をあまり良く思っていない。、、、君が暁人の妻になれば、これくらいじゃ済まない嫌がらせや冷たい態度をとられるだろう。、、、君は強い女性だね。強さの中に優しさもある。、、、、こう見えても人を見る目はあると思ってる。何より、暁人が選んだ女性だ。」
そして優しく詩織にハンカチを差し出す。
「、、、君を暁人の相手に認めるよ。暁人のことを宜しく頼むよ、詩織さん。」
「あ、ありがとうございます。こちらこそ、宜しくお願い致します。」
差し出されたハンカチを震える手で受け取り、長い間、頭を下げ続けた。