見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


それを聞いて、優子は苦笑いした。


「あーー、、やり兼ねないね。辰巳もそんな事言ってた。、、今まで恋愛とかしてきた事ないから詩織に対しての熱が凄いって。まぁ、それだけ愛されてるんだろうけど、私は無理だなぁ〜、、。束縛とかそういうの。」


「私、いつも誰かの2番目だったりで束縛とかあんまりそういう経験ないからよく分かんないな。でも、、、嫌じゃない、、かな。」


恥ずかしそうに笑う詩織を見て、優子も嬉しそうに笑った。






「詩織のこと、どんなに束縛が激しくても傷つけたりはしないだろうし。何より詩織のそんな顔初めて見るから嬉しい。、、そういえば、指輪は?貰ってないの?」



正式に婚約したが、左の薬指に指輪が無いのに気づき詩織に尋ねる。
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