見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「見られても構わない。夫婦なんだから。」


そう言うとエレベーターの最上階のボタンを押し、部屋へと向かう。


「、、、もしかして、、離婚届け、、受け取ってないの、、?会長に預け、、」


恐る恐る尋ねる詩織を、暁人は力一杯ベットに投げつけ睨みつける。



強い力で投げられ、何度もバウンドする。

脳がぐらんぐらんと揺れる。






「あんなの破り捨てたけど、、?もしかして本気だった?生憎こっちも本気で手放す気ないから。」


目を細められ、酷く辛そうな顔をする。

その顔を見て、詩織は何かが弾けた。
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