【短編】遠距離サンタの贈り物

「ね、ちょっとどういうこと?、仕事は??」
「定時で上がって飛行機で来た」
「明日は? 明日の仕事どうするのよ?」
「朝イチの飛行機で帰る」


まったく。


「もう……」


無理して。


「……馬鹿じゃないの?」


言葉とは裏腹に私はポロポロと涙をこぼしていた。


「それから、これ」


彼はそう言ってポケットから小さな箱を出した。


「……待たせたな」
「さっきも聞いたわよ」


さっきも言った同じ台詞を言うと彼は照れ臭そうにソッポを向いた。


「……来年は戻れそうだから」


早く開けろよ、と言わんばかりに顎をしゃくる。

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