星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
「あ、このカフェ!
私の行きたかったところ…!」

聖也先輩に連れられてきたカフェ。
私が行きたいと思ってた所だ。

「やっぱり?
この前、雑誌で藤嶋飛鳥が宣伝してた所。
その雑誌、買ってて、偶然見つけてね。

心春、確か藤嶋飛鳥が好きだって言ってたから。」

そう、雑誌の取材であすりんが来てた所。
店舗はここではないが、うちの近くにはこの店舗しかない。

「凄い、覚えてくれてたんですね!」

私たちはそのカフェの中に入る。

私たちは二人席に通された。
それぞれメニューを見る。

「心春、決めた?」

「はい、決めました。」

私がそう言うと先輩が店員さんに声をかける。
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