星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
心春Side
私は桐島君に屋上に呼び出されていた。
「心春ちゃん…好きだ。」
桐島君は私の目を見て言う。
その目は真剣そのもの。
「知ってるでしょう!?
私は聖也さんと付き合ってるって。
私は聖也さんの所からは離れない。」
私は聖也さんが好き。
あの人以外と付き合うなんて考えられない。
「俺は何をしても心春ちゃんを手に入れる。
切り札がこれ。見てみな。」
桐島君が取り出したのはコピー用紙。
そこには“梅本カンパニー買収計画書”と題名が書かれていて私はざっと目を通す。
「どういうこと?」
「聖也の家の会社をうちの会社が買収しようとしてるんだ。
この買収が行われれば多分、聖也は私立に来れなくなる。」
私はコピー用紙を見ながら言う。
「なんで、こんなこと...
たかが、学生の恋愛だよ、なんで。
まだ中学生の私たちのことにそんなことを持ち込まないで。」
「心春ちゃんが聖也の所から離れて俺の所に来ればこの買収は俺が頼んで中止にしてやる。
俺の所に来るって言うのは結婚を前提としたものだから。」
私は桐島君に屋上に呼び出されていた。
「心春ちゃん…好きだ。」
桐島君は私の目を見て言う。
その目は真剣そのもの。
「知ってるでしょう!?
私は聖也さんと付き合ってるって。
私は聖也さんの所からは離れない。」
私は聖也さんが好き。
あの人以外と付き合うなんて考えられない。
「俺は何をしても心春ちゃんを手に入れる。
切り札がこれ。見てみな。」
桐島君が取り出したのはコピー用紙。
そこには“梅本カンパニー買収計画書”と題名が書かれていて私はざっと目を通す。
「どういうこと?」
「聖也の家の会社をうちの会社が買収しようとしてるんだ。
この買収が行われれば多分、聖也は私立に来れなくなる。」
私はコピー用紙を見ながら言う。
「なんで、こんなこと...
たかが、学生の恋愛だよ、なんで。
まだ中学生の私たちのことにそんなことを持ち込まないで。」
「心春ちゃんが聖也の所から離れて俺の所に来ればこの買収は俺が頼んで中止にしてやる。
俺の所に来るって言うのは結婚を前提としたものだから。」