星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
「手を出してください。」

私はその警備員の人に手を見せる。

「どうぞ。」

私はあすりんのいる場所へ歩く。

「こはるん!」

私の姿を見た彼女は嬉しそうに言う。

「あすりん…私コクられた。」

私は簡潔にさっきのことを説明する。
彼女は私の帽子にサインをしながら話を聞いてくれた。

「こはるん、好きな人いるんじゃない?」

「え?」

彼女の口から発せられた言葉は予想外だった。

「何か独特の雰囲気があるんだもん。
まあ、わかるまで時間かかるかもね。」

そう言って彼女は笑っていた。

「あ、他に書いた方がいいものある?」

「ん?ないかな。」

私は少し考えた結果を伝えた。

「じゃ、写真撮ろ!」

「え!?」
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