星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
私は家に帰って、LINEを開いた。


お疲れ様です。
突然連絡ごめんなさい。
今日、休部の話を聞きました。
もし、良ければ電話で話したいです。
私はいつでもいいので鳴らして下さい。


それから30分ほどして私のスマホが鳴った。

「もしもし。」

《心春、連絡ありがと。》

耳許で聞きなれた声がした。

「どうですか、足の調子。」

《足はだいぶ良くなったよ。
でも、2回もミスしたキャプテンが部活に行くなんて申し訳なくてね。
だからもう部活辞めようと思う。》

どこか気力のない先輩の声が聞こえる。

「先輩じゃない…」

《え?》

私の思わず呟いた言葉に驚きの声が返ってくる。
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