愛のメロディー
『お腹すいたらチンして食べて』




紙に書かれている文字を読んだ瞬間、




ボクの目から
また涙がこぼれた。




冷凍食品なんか
もう食べたくない。




そう思ったけれど
お腹がすいていたボクは我慢して食べた。




「ごちそうさまでした」




ゴミの中にある
カレンダーがたまたま目にはいった。




「今日、ボクの誕生日だ」




誰もいない部屋で
ボクはポツリとつぶやいた。
< 39 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop